<この記事のあらすじ> 仕事、子育て、介護…正解のない迷路のような毎日を必死に生きる私たち。 無意識にギュッと握りしめている拳と心をゆるめるために。 「とり置き」という言葉に込めた、ちょっと不思議で優しい(?)物語を紹介します。
<お守り言葉との出会い> 「あるとこ」の大切な合言葉「とり置き」。 お客様から「なにか商品でも注文しているの?」と聞かれることも時々ありますが、 実は…ある対話から生まれた「お守り」のような言葉なんです。
<強制ブレーキがかかった3日間> 寒さが厳しい冬 当時の私は、普段は仕事で働きながら、 「あるとこ」起業の準備と、活動拠点となる自宅兼工房探しを同時に進めていました。
「あれも考えないと」「これも進めておきたいな」 毎日フル回転の頭の中。 ひとつ決断しては、別の不安が湧いてくる 正解のない迷路を歩き続けるような日々。
私の頭の中のキャパシティは、気づかないうちに限界を超えていました。
そんな時、体がついに強制ブレーキをかけました。 体調を崩し、3日間、布団から動けなくなったのです。
<天井を見つめながら、AIにこぼした本音> 「このタイミングで体調を崩すなんて…」
寝込んでいる布団の中で、不安に支配される中 何かにすがるような思いで、私はスマートフォンを手に取り AIとの対話に心のモヤモヤをすべて書き出しました。
「今は何も考えないで、まずはゆっくり休んでください」
返ってきたシンプルな言葉に、一番驚いたのは私自身でした。 その時初めて、「あ、私、そんなに力が入っていたんだ」 「今は休んだ方がいいんだ」と気づくことができました。
<不思議な対話、雑念が縁側へ?> 私自身を含めて、ひとりで抱え込む傾向がある人が、 心のキャパオーバーを防ぐためには、どうしたらいいだろう?
布団の中で、私とAIの不思議な対話が始まりました。
正解のない毎日を必死に歩いて、 気がついたら、何かをギュッと握りしめたまま手放せなくなって、 見えないストレスに押しつぶされそうな人たち。
体が緊張して力んでいることに気づき、 堂々巡りの思考を和らげることができたら…少し生きやすくなるかな?
例えば… 頭の中を堂々巡りしているアレコレが、大好きな動物の姿に変わって、 トコトコ歩き始めて…のどかな縁側に着いたら、 カピバラみたいにゴロンと横になり、そのまま気持ちよさそうに日向ぼっこを始めたとしたら。
自分で想像していて可笑しくなって、寝込んでから数日ぶりに笑いました。

「正解がなくてすぐに解決できない悩みは、私自身が背負い続けなくてもいいんだ。 一旦、あそこの縁側にキープしておいて、また後で元気になったら向き合えばいいや」
それは、自分を守るための、優しくて小さな幸せを感じる瞬間でした。
<とりあえず置いておく> この「抱えているものを手放して、縁側でくつろいでもらう」小さな幸せのイメージを、 お客様にも伝えるとしたら?
AIとのさらなる対話の中で、ふと思いついたのがこの言葉
「とりあえず置いておく、略して【とり置き】はどうかな?」
<ギュッと握った手を、少しずつゆるめて> 仕事や子育てなど、正解のない迷路のような日々を過ごしていると、 私たちは無意識に手をギュッと握りしめて、 歯を食いしばって生きています。
カッターを動かし、木の切り絵を切り抜いていく時間は、 そんな日常から離れて、自分の体が研ぎ澄まされていくような感覚になります。
まずは、「あ、今、力が入っていたかも」「あのことを考えていたかも」と気づくだけでいい。 そして、自覚できたアレコレを縁側に手放して、日向ぼっこさせて…
「あなたの悩みも、忙しさも、ここに来る時は「あるとこ」の縁側に置いてもいいよ。 私がちゃんと、とり置き(キープ)しておくからね」
毎日を一生懸命生きている、あなたにこそ捧げたい言葉
「とり置きやで~」
そう言って笑い合える「止まり木」のような場所、 気づいた時には、ガチガチに力んでいた体が少しゆるんでいる不思議な空間を 私は「あるとこ」で実現したいと思っています。
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