<この記事のあらすじ> この記事では、木の切り絵に没入することで感じられるマインドフルな状態と、 宮城県登米市の小さな切り絵工房「あるとこ」が大切にしていることについてご紹介しています。
「むかしむかし、あるところに……」 昔話の始まりのような、どこか懐かしくて、 これから何が始まるのだろう?とワクワクするような言葉。
ここから始まるのは、誰かの物語ではなく、あなた自身の物語。 木のぬくもりに触れ、静寂の中で自分を整えていく。 「心の止まり木」のような場所でありたいという想いを込めて、「あるとこ」と名付けました。
<なぜ、紙ではなく「木」なのか? 素材がもたらす癒しの理由> 私が切り絵の素材に「木」を選ぶのは、そこに命を感じるからです。 切り絵に使う木の型紙は、一枚として同じものがありません。 木目も、色も、カッターを入れた時の感触もバラバラ。

完璧ではない、ありのままの姿。 その「いびつさ」こそが、木が長い年月を生きてきた証だと感じています。
神社やお寺を訪れた時に感じる、あの凛としていながらも包み込まれるような安心感。 木に触れる時、私たちは自然の大きな時間の流れに、そっと寄り添っているのかもしれません。
<切り口の歪みは「今の私」からのメッセージ> 「あるとこ」の木の切り絵ワークショップでは、 20分集中して5分休む、というリズムを大切にしています。
いざ手元を動かし始めても、頭の中のおしゃべりはすぐには止まりません。 頭の中で何かを考え始めると、カッターの切り口がふと歪むことがあります。
「あ、今…考え事をしていたな」
カッターの切り口は、今の自分の心を映し出す鏡のような存在。

20分が経ち、木を切り抜いた部分を眺めた時。 そこには、さっきまでなかった新しい「窓」がいくつも増えています。 心に風が通るようなその実感が、何より心地よくリフレッシュを感じる瞬間です。
思い通りにいかない時は、「木目が固い部分を切っていたから」 なんて、こっそり素材のせいにしてもいい。
その気楽さが、完璧を求めすぎる心を、ふっと軽くしてくれます。
<「あるとこ」に込めた願い~想いの架け橋をめざして~> 空にかかる美しい虹を見つけた時のように、 ふっと肩の力が抜けて、優しい気持ちになれる。

「あるとこ」の作品や木の切り絵教室が、 お客様ご自身や大切な存在への想いをつなぐ「架け橋」になれれば、 これほど嬉しいことはありません。
このような想いをつめこんだ「あるとこ」のロゴも制作中です。
完璧でない自分、いびつな自分も、まるごと慈しむ。 静かで優しい物語の続きを、一緒に始めてみませんか?
この静寂と木の切り絵にご興味がある方は、こちらの教室案内をご覧ください。
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